「一地」というのは、「一実相」ということです。
「実相真如」は即ち、私たち衆生の本性です。
この本性が「一切の地」即ち、一切の性を具有しているから人間(にんげん)でも本性の運び方で声聞(しょうもん)にも成れば、菩薩にも成れるのです。
ですから、犬猫だからとて馬鹿にはならないし、人間(にんげん)だからといって尊いという筈のものではありません。
次に「色にあらず 心にあらず 行業(ぎょうごう)にあらず」というお示しがあります。
誠に「一地」が「一切の地」を具有する有様というものは、実に考えにも及ばないことがあります。